百日咳ワクチン
百日咳が全国で急増中
2025年に入ってから、全国的に百日咳の患者数が急増しています。累計4,100人を超え、すでに前年1年分を上回っています。患者の多くは10代以下の子どもたちですが、実は、子供たちのために大人の感染対策が重要です。
百日咳は特有の咳が長期間続く感染症で、特に生後6か月未満の乳児では重症化しやすく、肺炎、脳症、けいれんなどの合併症を起こし、時に致命的となることがあります。
大人も打つべき?三種混合ワクチン「トリビック」
「トリビック」は、百日咳・ジフテリア・破傷風を予防する三種混合ワクチンです。子どもの頃に受けた方が多いですが、その効果は10年以上で弱まると言われています。現在は、大人への追加接種にも使用が認められており、特に感染が流行している今、予防手段として非常に効果的です。
◯接種をおすすめしたい方
- 小さなお子さん(特に赤ちゃん)と接する機会がある方
- 妊婦さん(妊娠27週~36週頃)やそのご家族
- 医療・介護・保育・教育関係のお仕事をされている方
- 最後の接種から10年以上経過している方
○接種方法と副反応について
1回0.5mLを皮下注射し、追加の免疫が得られます。副反応として、注射部位の赤み・腫れ・痛みなどが見られることがありますが、多くは数日で改善します。全身症状として、微熱、頭痛、倦怠感などが現れることがありますが、通常は軽度で一過性です。
| ワクチン名 | トリビック(三種混合) |
| 費用 | 電話にてご確認をお願いいたします。 |
◯持ち物
- マイナンバーカード、保険証など本人確認書類
- 母子手帳(お子様のみ)
- ご記入済みの予診票
- 院内ではマスク着用をお願いいたします
