【血糖値】「同じHbA1c 5.7%でも、中身は別人」 ―CGM が映す、見えなかった血糖の波
はじめに ― 「点」でしか見てこなかった血糖
健康診断で「HbA1c(ヘモグロビン A1c)が少し高いですね」と言われたことはありませんか。HbA1cは過去1〜2か月の血糖の平均を映す優れた指標ですが、あくまで「平均値」です。食後に血糖がどこまで跳ね上がり、どれくらいの時間で元に戻るのか、飲酒して夜間に下がりすぎていないか――そうした一日の「波」は、年に数回の採血では見えません。
この「見えない波」を、上腕に貼る小さなセンサーで 24 時間、2 週間にわたって記録するのがCGM(Continuous Glucose Monitoring:持続血糖測定)です。これまでCGMは、主にインスリン注射を使う方の低血糖対策の道具でした。しかし 2026 年 10 月、米国の一流医学誌NEJM に、インスリンを使っていない2型糖尿病の方でもCGMによってHbA1cが大きく改善したというランダム化比較試験(CONNECT試験)が発表されました(Oser et al., N Engl J Med 2026)。さらに、糖尿病予備群や健康な方の「血糖の波」が心血管リスクと関連することも次々と報告されています(Bakhshi et al., Diabetes Care 2026)。
本コラムでは、添付した4本の最新論文と欧米の権威ある6本の論文をもとに、「糖尿病とその予備群には積極的にCGMを。一方、まったく正常の方に積極的につける根拠はまだないが、体重は減りそう」という現時点での結論を、できるだけわかりやすくお伝えします。
1. CGM とは何か ― 血糖を「線」で見る道具
CGM は、皮膚の下に差し込む細いフィラメント(髪の毛ほどの柔らかい線)で、細胞の間を満たす液体(間質液)のブドウ糖濃度を数分ごとに測り続ける機器です。代表的な製品に、アボット社のフリースタイルリブレ、デクスコム社の Dexcom G7 などがあります。センサーは500 円玉ほどの大きさで、入浴や運動も普段どおりにでき、スマートフォンで血糖の推移をグラフとして確認できます。
CGM の強みは、平均値だけでなく「どれだけの時間、望ましい範囲にいたか」がわかることです。代表的な指標が「TIR(Time in Range:目標範囲内時間)」で、血糖が70〜180mg/dLの範囲にあった時間の割合を示します。国際的な合意では、糖尿病の方は TIR70%以上(1 日約17 時間以上)が目標とされています。欧州を中心とした専門家グループは2025年、CGMは糖尿病の方の日々の血糖変動の管理に役立つだけでなく、肥満の方や糖尿病予備群(中間高血糖)において、血糖異常をより早く見つけ、食事や生活習慣の改善を導き、進行を遅らせる可能性があると総説で述べています(Battelino et al., Diabetes Res Clin Pract 2025)。
ただし、同じ総説は、予備群や早期の血糖異常の方における費用対効果はまだ研究が必要だとも指摘しています。つまりCGMは「誰にでも同じ価値がある道具」ではなく、使う人の状態によって意味が変わる道具なのです。以下、糖尿病、予備群、健康な方の順に、エビデンスを見ていきましょう。
2. インスリンを使わない2型糖尿病にもCGMを ― NEJM・CONNECT試験
CONNECT 試験は、米国の22 のプライマリケア(かかりつけ医)診療所で行われた26週間のランダム化比較試験です(Oser et al., N Engl J Med 2026)。対象は、インスリンを使っておらず、HbA1cが7.5%以上の2型糖尿病の成人283人。145人がリアルタイムCGM(Dexcom G7)を使うグループ、138 人が従来どおり指先の血糖測定器を使うグループに割り付けられました。両群とも内服薬は継続し、同じ頻度で食事・運動の指導と診察を受けています。
結果は明快でした。HbA1cはCGM群で8.8%から7.2%へ、従来群で8.7%から8.0%へ低下し、その差は 0.9 ポイント(95%信頼区間 −1.1〜−0.6)でした。HbA1c 7.0%未満を達成した人はCGM 群46%、従来群24%とほぼ2倍です。目標範囲内時間(TIR)はCGM群で29%から62%へと倍増し、従来群との差は21ポイント、時間に換算すると1日あたり約5時間も「良い血糖」の時間が増えたことになります。しかも低血糖(70mg/dL 未満)の時間はむしろ減少し、重症低血糖は1件もありませんでした。
注目すべきは、もともとHbA1c が高い人ほど効果が大きかった点です。HbA1c 10%以上の方では、従来群に比べて2.1ポイントもの差がつきました。センサーの装着率も中央値97%と非常に高く、「毎日つけ続けられる」ことも示されました。米国糖尿病学会(ADA)の2026年版診療指針は、インスリン使用者へのCGMを最も強い根拠(レベルA)で推奨する一方、インスリン非使用者については根拠レベルCにとどまっていました(ADA Professional Practice Committee, Diabetes Care 2026)。CONNECT 試験は、この空白を埋める初めての本格的なエビデンスといえます。
3. なぜ効くのか ― 「見える化」が行動を変える
CGM そのものに血糖を下げる作用はありません。効果の源は「見える化」による行動の変化だと考えられています。CONNECT 試験では、試験期間中に薬が追加された人は CGM 群 31%、従来群 17%で、CGM のデータを見た医師が治療を強化しやすくなったことがうかがえます。しかし、薬が追加されなかった人でも HbA1c は平均 0.9 ポイント下がっており、著者らは「薬の変更だけでは説明できず、食事や運動など日々の習慣が変わったためだろう」と考察しています(Oser et al., 2026)。食後に血糖が200mg/dLを超える様子をスマートフォンで目の当たりにすれば、次の食事の選び方や食後の過ごし方は自然と変わるものです。
過去の研究と比べてみましょう。オランダのグループが12のランダム化試験(1,248人)を統合したメタ解析では、2型糖尿病におけるCGMのHbA1c低下効果は平均0.31ポイント、経口薬のみの方でも 0.29 ポイントで、TIR は約 6 ポイント増加していました(Jancev et al., Diabetologia 2024)。CONNECT 試験の 0.9 ポイントはそれを大きく上回ります。著者らは、過去の試験の多くが「自分でスキャンしないと値が見えない」間欠スキャン型だったのに対し、今回は常に値が表示されアラートも鳴るリアルタイム型だったことを理由の一つに挙げています。
もちろん留意点もあります。CONNECT 試験はセンサー会社のデクスコム社が資金と機器を提供しており、追跡期間も 26 週間と短めです。また、両群とも通常診療より手厚い面談を受けていたため、実際の外来では装着率や効果がやや下がる可能性があると、著者ら自身が述べています。それでも、HbA1c が高めでインスリンを使っていない2型糖尿病の方にとって、CGM は「試す価値が十分にある」選択肢になったといえるでしょう。
4. 予備群こそCGMが光る ― 同じHbA1cでも「中身」は別人
糖尿病予備群(HbA1c 5.7〜6.4%)の方にとって、CGM はどんな意味を持つのでしょうか。米国スクリプス研究所のグループは、正常血糖174人、予備群79人、2型糖尿病94人の計347人に、CGM・活動量計・食事記録・腸内細菌・遺伝子などのデータを集め、AI(人工知能)で解析しました(Carletti et al., Nat Med 2025)。血糖の上昇(スパイク)が半分まで戻るのにかかる時間は、正常血糖の方で平均約63分、予備群で約77分、糖尿病では約100分と、段階的に長くなっていました。
この研究の最も重要な発見は、「同じHbA1cでも、リスクはまったく違う」ということです。HbA1cがちょうど5.7%の方だけを取り出しても、AIが算出した「糖尿病らしさ」のスコアは0.03 から 0.91 まで大きくばらつき、イスラエルの別の大規模集団(2,069 人)でも同様のばらつきが確認されました。つまり、健康診断で同じ「予備群」と判定された人の中に、ほぼ正常に近い人と、糖尿病の一歩手前にいる人が混在しているのです。HbA1c だけでは見分けられないこの違いを、CGMの波形が教えてくれます。
さらに、よく体を動かしている人ほど、また腸内細菌の多様性が高い人ほど、平均血糖や高血糖の時間が少ない傾向がありました。予備群の段階は、糖尿病よりも正常血糖に近い特徴を持っていたことから、著者らは「この段階なら生活習慣の改善で引き返せる余地が大きい」と示唆しています。予備群の方がCGMで自分の波を知ることは、「自分は本当に危ないのか」を見極め、早めに手を打つための強力な手がかりになります。
5. 糖尿病でない人の「血糖の波」と心臓・血管のリスク
血糖の波は、糖尿病になるかどうかだけでなく、心臓や血管の健康とも関係しています。米国の有名なフラミンガム心臓研究では、糖尿病も心血管病もない1,356 人(平均 59.3 歳)が最大10日間CGMを装着しました(Bakhshi et al., Diabetes Care 2026)。その結果、血糖が140mg/dLを超えていた時間の割合が標準偏差1つ分(15.4%)多いごとに、10年間の心血管病の予測リスク(米国心臓協会の PREVENT 式)が 2%高く、高血圧や脂質異常症を持つ確率が21〜26%高いことがわかりました。この関連は、空腹時血糖値で補正したあとも残っていました。
また、CGM のデータから参加者を「血糖負荷が高い群」などに分類すると、従来の基準で「予備群」とされた方の 48.1〜84.2%が、血糖異常の強いグループに含まれていました。そして血糖負荷が高いグループは、低いグループに比べて 10 年心血管リスクが 6〜7%高いと推計されました。興味深いことに、心血管リスクと関連したのは主に「高い血糖にどれだけ長くさらされているか(負荷)」であり、「上下の振れ幅(変動)」との関連ははっきりしませんでした。
ただし、この研究は一時点の調査(横断研究)であり、「CGM で血糖の波を抑えれば心筋梗塞が減る」ことを証明したものではありません。それでも、予備群の方の中から心血管リスクの高い人をより細かく見つけ出せる可能性を示した点で、意義の大きな報告です。予備群の方にCGMを勧める理由は、糖尿病予防だけでなく、血圧や脂質を含めた「全身の健康管理」の入口になるからでもあります。
6. まったく健康な方は? ―「積極的につける根拠」はまだない
では、血糖値もHbA1cもまったく正常な方が、健康のためにCGMをつけるべきでしょうか。現時点での答えは「積極的に勧める根拠はない」です。まず、健康な人でも食後に血糖が一時的に 140mg/dL 前後まで上がるのはごく自然な反応です。英国の研究者らは総説の中で、糖尿病のない人の CGM 利用はエビデンスが乏しいまま広がっており、正常な食後の上昇を「異常」と誤解して不安を抱いたり、根拠なく特定の食品を避けたりする懸念があると指摘しています(Oganesova et al., Diabet Med 2024)。
次に、健康な人の「食後の血糖の反応」は、思っている以上に再現性が低いことがわかっています。米国国立衛生研究所(NIH)のホール博士らのグループは、糖尿病のない成人30人に同じ食事を日を変えて2回食べてもらい、CGMで反応を比べました。すると、同じ人が同じ食事を食べても反応はかなり異なり、個人内の一致度を示す級内相関係数は 0.14〜0.31 と低い値でした(Hengist et al., Am J Clin Nutr 2025)。「この食品は私の血糖を上げるから体に合わない」という一度きりの判断は、当てにならない可能性が高いのです。
さらに、専門家の間でも、健康な人のCGMデータをどう読むかの基準が定まっていません。フラミンガム研究のグループが、CGM に精通した糖尿病・内分泌の専門医に、糖尿病のない参加者のCGMレポートを判読してもらったところ、解釈や推奨事項について専門家どうしの意見の一致は限られていました(Spartano et al., J Diabetes Sci Technol 2026)。基準値も、異常の定義も、その後どうすべきかも決まっていない――これが「正常な方に積極的に勧めない」最大の理由です。
7. それでも「体重は減りそう」― 英国・OWL-CGM試験
一方で、健康な方にとってもCGMが役立ちそうな分野があります。それが「体重管理」です。英国グラスゴー大学の研究グループは、直近6か月で5kg以上の減量に成功した糖尿病のない成人49 人を、管理栄養士による個別の体重維持プログラムのみの群と、そこにCGMを加えた群に分け、24週間追跡しました(Hatta et al., Clin Nutr 2026)。参加者の空腹時血糖はすべて正常範囲でした。
その結果、プログラムのみの群は体重がほぼ横ばい(+0.5kg)だったのに対し、CGM 併用群はさらに2.7kg 減量していました。両群の差は約3.2kgで、BMIにしてさらに1ポイント分の減少にあたります。脱落者を含めた解析でも差は統計的に有意でした。1 日の摂取エネルギーはCGM群で約235kcal減っており、体重差の大きさとよく一致していました。活動量には差がなかったことから、CGM を見ることで「食べる量」が減ったことが体重減少の主な理由と考えられます。CGMの装着率は92.6%と高く、中性脂肪の上昇も抑えられていました。
興味深いのは、CGM群で平均血糖そのものの変化はごくわずか(約3mg/dL)だった点です。著者らは、血糖の数値が劇的に変わったからではなく、万歩計で歩数を意識するのと同じように、CGM が「自分が何をどれだけ食べているか」への気づきを高めたのだろうと考察しています。また、糖質だけでなく脂質やたんぱく質も同じように減っており、極端な糖質制限に偏ったわけではありませんでした。ただし、完了者 41 人の小規模な試験で期間も半年と短く、センサー代を含む費用はプログラム単独の2倍以上でした。「体重は減りそう」――現段階で言えるのは、まさにこの程度の表現です。
8. 実践編 ― 誰に、どう使うか
これまでのエビデンスを整理すると、CGM を積極的に勧めたいのは次のような方です。第一に、インスリンを使っていない2型糖尿病で、HbA1cが目標(多くの場合7.0%)を上回っている方。CONNECT 試験の対象(HbA1c 7.5%以上)に近い方ほど、大きな改善が期待できます。第二に、健診で糖尿病予備群と言われた方、とくに肥満、家族歴、高血圧や脂質異常症がある方です。同じ「予備群」でも中身はさまざまで、CGM はその違いを明らかにしてくれます。一方、検査値がすべて正常な方は、減量を目指すといった明確な目的がある場合に、期間を区切って試す程度が現実的です。
使い方のコツは、「数値を追いかけすぎないこと」です。まず2週間、いつもどおりの生活でつけて、自分の血糖の波を知ります。そのうえで、食べる順番を野菜・たんぱく質から先にする、精製された炭水化物を控える、食後に 10〜15 分歩くといった工夫を一つずつ試し、波形がどう変わるかを確かめます。大切なのは、1 回の食後の値に一喜一憂するのではなく、TIR や高血糖の時間といった「数日単位の傾向」を見ること、そしてそのデータを医師や管理栄養士と一緒に読み解くことです。
なお、日本ではCGMの保険適用は主にインスリン治療中の方などに限られており、それ以外の方は、自費や保険外併用療養費となります。当院では、内分泌内科の専門診療に加え、InBodyによる体組成測定、超音波・CTによる内臓脂肪や脂肪肝の評価、運動療法、GLP-1受容体作動薬を含む肥満・糖尿病治療を組み合わせて、CGM のデータを「具体的な行動」に変えるお手伝いをしています。
おわりに ― CGMは「見張り役」ではなく「道しるべ」
最新のエビデンスが示すCGMの位置づけは、明確に「段階的」です。インスリンを使わない2 型糖尿病では、NEJMのランダム化試験でHbA1cが0.9ポイント、TIRが1日5時間分改善し、積極的に使う根拠がそろいました。糖尿病予備群では、同じHbA1cの中に隠れたリスクの違いや心血管リスクとの関連をCGMが映し出し、早期の介入に生かせる可能性が高まっています。一方、まったく正常な方については、データの読み方の基準も、病気を防ぐという証拠もまだなく、積極的に勧める段階にはありません。ただし、減量を維持したい方では体重が約3kg多く減ったという小規模な試験があり、「体重計の延長」としての活用には期待が持てます。
CGM は、常に自分を監視して不安にさせる「見張り役」ではなく、自分の体の反応を知り、より良い選択へと導く「道しるべ」として使うのが理想です。健診でHbA1cや血糖値を指摘された方、糖尿病の治療がなかなか目標に届かない方は、まずはご相談ください。当院は日曜・祝日も診療しており、お仕事でお忙しい方も受診しやすい体制を整えています。
FAQ ― よくあるご質問
Q1. インスリンを使っていない糖尿病でも、CGMをつける意味はありますか?
あります。2026年にNEJM誌に発表されたCONNECT試験では、インスリンを使っていない2 型糖尿病の方(HbA1c 7.5%以上)がCGMを26週間使うことで、HbA1cが従来の血糖測定に比べて0.9 ポイント多く下がり、目標範囲内の時間が1日約5時間増えました(Oser et al., 2026)。低血糖が増えることもありませんでした。HbA1cがなかなか目標に届かない方ほど効果が大きい傾向があり、治療を見直すきっかけとしても有用です。
Q2. 健診で「糖尿病予備群」と言われました。CGMは役に立ちますか?
役立つ可能性が高いと考えます。米国の研究では、HbA1cが同じ5.7%の方でも、CGMなどのデータから算出した糖尿病リスクは人によって大きく異なっていました(Carletti et al., Nat Med 2025)。また、糖尿病でない方でも高い血糖にさらされる時間が長いほど、高血圧・脂質異常症や 10 年心血管リスクが高い傾向がありました(Bakhshi et al., Diabetes Care 2026)。自分がどのタイプかを知ることで、生活改善の優先順位がはっきりします。
Q3. 健康な人でも、食後に血糖が140mg/dLを超えたら異常ですか?
一時的に 140mg/dL 前後まで上がるのは、健康な方でもよく見られる正常な反応です。さらに、同じ人が同じ食事をとっても血糖の反応はかなりばらつくことが、NIH の研究で示されています(Hengist et al., Am J Clin Nutr 2025)。一度の値だけで「この食品は体に合わない」と判断するのは避けましょう。健康な方のCGMデータの読み方には専門家の間でもまだ統一された基準がなく(Spartano et al., 2026)、気になる場合は数日単位の傾向を医師と一緒に確認することをお勧めします。
Q4. ダイエット目的でCGMを使うのは効果がありますか?
小規模ながら期待できるデータがあります。英国のOWL-CGM試験では、減量に成功した方が管理栄養士の指導にCGM を加えたところ、24 週間で指導のみの群より約 3.2kg 多く体重が減り、1 日の摂取エネルギーも約 235kcal 少なくなりました(Hatta et al., Clin Nutr 2026)。ただし参加者は 41 人と少なく、長期的な効果は未確認です。CGM は魔法の道具ではなく、食事の記録や専門家の助言と組み合わせてこそ力を発揮すると考えてください。
Q5. CGM をつけるのは痛くないですか?どのくらいの期間つけるのですか?
専用の器具で上腕などに貼り付けるもので、多くの方は「ほとんど痛みを感じない」とおっしゃいます。センサーは製品によりおよそ 10〜15 日間連続で使え、入浴や運動も可能です。まれに貼付部位のかぶれや出血がみられ、OWL-CGM 試験でもアレルギー反応で中止した方が1人いました(Hatta et al., 2026)。糖尿病の方は継続使用が基本ですが、予備群や健康な方はまず2週間程度、期間を区切って試すのが現実的です。費用や保険適用については受診時にご相談ください。
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※本コラムは医学的情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を代替するものではありません。気になる症状がある方は医療機関にご相談ください。
記事監修者田場 隆介
医療法人社団 青山会 まんかいメディカルクリニック 理事長
医療法人社団青山会代表。兵庫県三田市生まれ、三田小学校、三田学園中学校・同高等学校卒業。 1997(平成9)年岩手医科大学医学部卒業、町医者。聖路加国際病院、淀川キリスト教病院、日本赤十字社医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院を経て、2009(平成21)年医療法人社団青山会を継承。 2025年問題の主な舞台である地方の小都市で、少子高齢化時代の主役である子どもと高齢者のケアに取り組んでいる。
