【高血圧】飲まない降圧薬、お薬手帳に「運動」を ―心臓と血圧を守る、あらためて「運動処方箋」の時代
はじめに ― 「運動してくださいね」で終わっていませんか
健康診断で血圧が高めと言われ、「運動してくださいね」と言われた経験がおありでしょうか。ところが、どんな運動を・どのくらいの強さで・週に何回行えばよいのかまで具体的に説明を受けた方は、それほど多くないはずです。実はこの「あいまいな運動のすすめ」こそが、いま世界の循環器医療で見直されようとしているポイントです。
2026年10月、米国心臓病学会(ACC)は「成人の心血管の健康のための運動処方」と題する科学声明を発表しました(Myers et al., J Am Coll Cardiol 2026)。この声明は、運動を生活上のアドバイスではなく、薬と同じように「頻度・強度・時間・種類」を決めて処方する治療そのものとして位置づけ、心臓病・高血圧・心不全・肥満・高齢者まで、病気ごとの具体的な処方の考え方を整理しています。同じ時期に米国予防心臓病学会誌に掲載された研究では、米国の心血管死のうち高血圧性疾患が占める割合が 2018 年の 11.1%から 2024 年には15.0%へと着実に増えていることが報告されました(Yoo et al., Am J Prev Cardiol 2026)。
本コラムでは、この2つの最新論文に、ヨーロッパとアメリカの権威あるガイドラインや大規模研究10件を加えた計12件のエビデンスをもとに、「心臓と高血圧には、運動を処方箋として出す」という世界的なトレンドの中身と、今日から実践できる具体的な運動の処方内容を、できるだけわかりやすく解説します。
1. あらためて運動は「処方するもの」になった ― 2026年ACC科学声明の要点
ACC の科学声明がまず強調しているのは、運動と身体活動が心血管病の予防と治療の土台であるにもかかわらず、日常診療ではその処方が十分に行われていないという現実です(Myers et al., 2026)。多くの医師は高血圧や脂質異常症といった危険因子の管理には慣れていますが、運動処方について体系的な教育を受ける機会は限られており、その結果、成人の多くが推奨される活動量に届いていないと指摘されています。
そこで声明は、運動処方を「FITT(フィット)の原則」、すなわち頻度(Frequency)、強度(Intensity)、時間(Time)、種類(Type)の 4 要素と、段階的な負荷の引き上げ(progression)で組み立てることを推奨しています。安定した心血管病をもつ方も含め、多くの成人に対しては、週3〜5日、1回20〜60分の中等度から高強度の有酸素運動が適切とされ、ウォーキング、サイクリング、水泳など大きな筋肉を使うリズミカルな運動が中心になります。さらに、筋力トレーニングを週2日以上組み合わせることが「包括的な運動処方の基本要素」と明記されました。
声明はまた、運動の効果に「これ以上やらないと意味がない」という明確な境界線はなく、まったく動かない方が少しでも動き始めたときに最も大きなリスク低下が得られるという「用量反応関係」を繰り返し強調しています。つまり、運動処方の目的は、誰にでも同じ厳しいメニューを課すことではなく、その方にとって安全で、達成可能で、長く続けられる処方を見つけることにあるのです。
2. 静かに存在感を増す高血圧 ― 心血管死に占める割合は7年で11%から15%へ
なぜいま高血圧と運動なのでしょうか。その背景を示すのが、米国の死亡統計(CDC WONDER)を解析したYooらの研究です(Yoo et al., Am J Prev Cardiol 2026)。2018 年から2024年にかけて、高血圧性疾患を直接の死因とする死亡は年間約9万6千人から約13万8千人へと増加し、年齢調整死亡率も人口10万人あたり24.0から32.0に上昇しました。一方、心血管死全体の死亡率はほぼ横ばいでした。
その結果、心血管死に占める高血圧性疾患の割合は 11.1%から 15.0%へ上昇し、年平均の増加率は 5.1%に達しました。この増加は男女ともに認められ、35 歳以上のすべての年齢層で統計的に有意でした。特に85歳以上では年平均6.7%と最も急速に増えており、高齢化が進むほど高血圧の重みが増していく構図が浮かび上がります。
著者らは、心筋梗塞の死亡率が数十年かけて大きく低下したのは、脂質管理や禁煙、カテーテル治療などのエビデンスが日常診療に体系的に組み込まれたからだと分析し、高血圧についても同じレベルの「仕組みとしての取り組み」が必要だと結論づけています。日本でも高血圧は最もありふれた生活習慣病のひとつであり、高齢化のスピードは米国以上です。薬物療法に加えて、誰もが実行できる「運動」という治療をいかに処方し、継続してもらうかが、これからの高血圧診療の大きな鍵になります。
3. 運動はどれだけ血圧を下げるのか ― 270試験のメタ解析が示した数字
「運動で血圧が下がる」と言われても、どの程度なのかが気になるところです。英国のEdwards らは、270 件のランダム化比較試験、約 1 万6千人分のデータを統合した大規模なネットワーク・メタ解析を英国スポーツ医学誌に発表しました(Edwards et al., Br J Sports Med 2023)。運動を行わない対照群と比べた安静時血圧の低下幅(収縮期/拡張期)は、有酸素運動で約 4.5/2.5mmHg、筋力トレーニングで約 4.6/3.0mmHg、有酸素と筋トレの組み合わせで約6.0/2.5mmHg、高強度インターバルトレーニングで約4.1/2.5mmHgでした。
注目されたのは、壁に背中をつけて膝を曲げた姿勢を保つ「ウォールスクワット」や握力器を一定時間握り続けるといった、筋肉の長さを変えずに力を入れる「等尺性運動(アイソメトリック運動)」で、約 8.2/4.0mmHg と最も大きな低下が認められた点です。短時間で自宅でもできるため、忙しい方の選択肢として注目されています。ただし、息を止めていきむと血圧が急上昇するため、呼吸を止めずに行うことが重要です。
ACC の科学声明でも、24 時間自由行動下血圧で評価した 31 試験のネットワーク・メタ解析をもとに、有酸素運動、インターバル運動、組み合わせ運動のいずれでも降圧効果があり、種類による明らかな差はないと紹介しています(Myers et al., 2026)。さらに、週150分程度までは運動時間を30 分増やすごとに血圧がおよそ2/1mmHg ずつ追加で下がる用量反応も示されています。収縮期血圧が5mmHg下がると心血管イベントが約1割減ることを考えると、運動は文字どおり「飲まない降圧薬」と呼べる効果をもっているのです。
4. 「歩数」という新しい処方単位 ― 7,000歩と「速歩き」の力
運動処方をより身近にするのが「歩数」です。オランダなどの研究グループによる 12 研究・約11万人のメタ解析では、1日2,000歩を基準とした場合、わずか約2,700歩から心血管イベントのリスクが有意に下がり始め、約7,100歩でリスクがほぼ半分に減ることが示されました(Stens et al., J Am Coll Cardiol 2023)。全死亡については約8,800歩で最も低いリスクとなり、男女差は認められませんでした。
高血圧の方に限った研究もあります。欧州心臓病学会(ESC)の予防心臓病学誌に掲載されたUK バイオバンクの解析では、加速度計を装着した高血圧の方約 3 万 2 千人を追跡し、1 日2,300 歩を基準として歩数が 1,000 歩増えるごとに、主要心血管イベントが約 17%、心不全が約22%、脳卒中が約24%低下していました(Cheng et al., Eur J Prev Cardiol 2026)。さらに、1 日のうち最も速く歩いた 30 分間の平均ペースが速い人ほどリスクが低く、「たくさん歩くこと」に加えて「少し速く歩くこと」にも意味があることが示されています。
こうした知見を踏まえ、ACC の科学声明は、1 日1 万歩は活動的な方の目標としては妥当であるものの、多くの成人にとっては約7,000歩が臨床的に意味のある改善をもたらす現実的な目標であるとし、健康な方には1日4,000〜8,000 歩程度を勧めることも可能だとしています(Myers et al., 2026)。スマートウォッチや歩数計は、自分の活動量を「見える化」し、目標設定を助ける補助ツールとして推奨されていますが、医療者の指導と組み合わせたときに最も効果が高いことも強調されています。
5. 体力は「第5のバイタルサイン」 ― 心肺持久力と寿命の深い関係
運動処方が重視されるもう一つの理由は、「心肺持久力(体力)」そのものが、喫煙や高血圧、糖尿病といった従来の危険因子に匹敵、あるいはそれ以上に強力な寿命の予測因子であることがわかってきたためです。ACC の科学声明も、低い心肺持久力が有害な健康転帰の強力かつ独立した予測因子であると明記しています(Myers et al., 2026)。
その代表的な根拠が、米国退役軍人約75万人を対象としたKokkinosらの研究です(Kokkinos et al., J Am Coll Cardiol 2022)。トレッドミル運動負荷試験で測定した体力を5段階に分けたところ、最も体力の低い群は最も体力の高い群に比べ、死亡リスクが約4倍高いという結果でした。この関係は年齢、性別、人種を問わず一貫しており、しかも体力が高すぎることによる不利益は認められませんでした。
体力は運動によって確実に向上させることができる数少ない「変えられる危険因子」です。ACC の声明では、運動負荷試験で1メッツ(安静時の代謝量を1とした運動強度の単位)以上の改善が得られれば、トレーニング効果が出ていると判断できるとしています。また、6 分間歩行テストで 50 メートル以上歩行距離が伸びることも効果の目安とされています。血圧や血糖値と同じように、体力を定期的に測り、処方を見直していくことが、これからの予防医療の新しいスタンダードになりつつあります。
6. 心臓病の方こそ運動を ― 心臓リハビリテーションのエビデンス
かつて心臓病の方には「安静第一」が常識でした。しかし現在では、心筋梗塞やカテーテル治療、心臓手術の後、さらに安定した狭心症や慢性心不全の方に対して、医師の監督のもとで行う「運動療法を中心とした心臓リハビリテーション」が、欧米のガイドラインで最も強く推奨される治療の一つとなっています。
英国のDibbenらが85件のランダム化比較試験、約2万3千人を統合したメタ解析では、運動を中心とした心臓リハビリテーションによって、心血管死が 26%、入院が 23%、心筋梗塞が18%減少しました(Dibben et al., Eur Heart J 2023)。2024 年の欧州心臓病学会(ESC)慢性冠症候群ガイドラインも、運動療法を含む包括的な心臓リハビリテーションと、日常的な身体活動の継続を推奨しています(Vrints et al., Eur Heart J 2024)。
一方でACCの声明は、心臓リハビリテーションに参加している患者さんは、対象となる方の3 分の1にも満たないという課題を指摘しています(Myers et al., 2026)。通院手段や時間の制約が主な障壁であり、その解決策として、自宅で行う運動を外来で定期的に評価する「在宅型」や、施設と自宅を組み合わせる「ハイブリッド型」のリハビリテーションが注目されています。正式なプログラムに参加できない方でも、週150分の中等度の運動を目標に少しずつ活動量を増やすよう指導することが推奨されています。
7. 「座りすぎ」と「週末だけ運動」の科学 ― 運動していれば安心、ではない
運動処方を考えるうえで見落とされがちなのが「座っている時間」です。米国マサチューセッツ総合病院のAjufo らは、UK バイオバンクで加速度計を1週間装着した約9万人を解析し、1日の座位時間が10.6時間を超える人では、心不全のリスクが1.45倍、心血管死のリスクが1.62倍に高まることを報告しました(Ajufo et al., J Am Coll Cardiol 2024)。驚くべきことに、このリスクの上昇は週150分の運動推奨を満たしている人でも認められました。
ACC の科学声明も、推奨される運動量を満たしていても、残りの時間を長く座って過ごせば心血管リスクは完全には打ち消されないと指摘し、運動とは別に「座りすぎを減らす」ことを処方の柱の一つに加えています(Myers et al., 2026)。デスクワークの合間に30分に1回立ち上がる、テレビの CM 中に足踏みをするなど、低強度の小さな動きの積み重ねにも意味があるのです。
反対に、平日は忙しくてまとまった運動ができないという方には朗報もあります。同じ研究グループのKhurshid らは、1週間の運動量の大半を1〜2日に集中させる、いわゆる「週末戦士(ウィークエンド・ウォーリアー)」型でも、運動を毎日に分散させた場合と同程度に、心房細動、心筋梗塞、心不全、脳卒中のリスクが低下することを示しました(Khurshid et al., JAMA 2023)。ACC の声明もこの知見を引用し、運動の「分け方」よりも「総量」を確保することの重要性を強調しています。
8. 安全に始めるための運動処方箋 ― FITTの原則と運動前チェック
では、実際にどのような処方になるのでしょうか。ACCの科学声明、2024年ESC高血圧ガイドライン(McEvoy et al., Eur Heart J 2024)、2025 年 AHA/ACC 高血圧ガイドライン(Jones et al., Circulation 2025)の内容を総合すると、標準的な処方の骨格は次のようになります。有酸素運動は週150〜300 分の中等度(会話はできるが少し息が弾む程度)、または週75〜150 分の高強度で、週3〜5日に分けて行います。強度の目安は、自覚的運動強度(ボルグスケール)で「ややきつい」と感じる12〜14程度です。これに加えて、大きな筋肉を使う筋力トレーニングを週2日以上、初心者は最大挙上重量の40〜60%程度で8〜12回を1〜3セットから始めます。高齢の方やふらつきのある方では、バランス訓練を週3日以上加えることが推奨されています。
安全面についても、ACC の声明は明確な指針を示しています。症状のない方や病状の安定した方では、運動を始める前に一律に運動負荷試験を行う必要はなく、かえって運動開始の妨げになりうるとしています(Myers et al., 2026)。運動中の重大な心臓トラブルの絶対的な頻度はきわめて低く、米国の医師を対象とした研究では、運動に関連した突然死は約150万回の運動機会に1回程度でした。一方で、安静時の収縮期血圧が200mmHg以上、または拡張期血圧が110mmHg以上の場合は運動を控えること、筋トレ中に息を止めていきまないこと、運動中に胸の痛みや息苦しさなどの新しい症状が出た場合はすぐに運動を中止して受診することが強調されています。
また、狭心症や心不全、肥大型心筋症、先天性心疾患をおもちの方、これから高強度の運動を始める方などでは、心電図や心臓超音波検査、運動負荷試験などで安全性を確認したうえで、個別に処方を組み立てることが推奨されています。ご自身がどのタイプに当てはまるのかを知ることが、安全で効果的な運動処方の第一歩です。
おわりに ― 運動を「お薬手帳」に書き込む時代へ
2026年のACC科学声明が示したのは、運動はもはや「できればやった方がよいこと」ではなく、頻度・強度・時間・種類を決めて処方し、効果を測り、見直していく「治療」であるという明確なメッセージです。米国では心血管死に占める高血圧の割合が年々高まっており(Yoo et al., 2026)、高齢化が進む日本でも同じ課題に直面しています。運動は、血圧を下げ、体力を高め、心臓病の再発を防ぎ、座りすぎの害を和らげるという、複数の効果を同時にもつ数少ない治療法です。
大切なのは、ご自身の心臓と血圧の状態を正しく知ったうえで、無理なく続けられる処方から始めることです。当院では、血圧や血液検査に加え、心電図、心臓・頸動脈の超音波検査、CT、InBody による筋肉量・体組成の測定などで現在の状態を評価し、運動療法の専門スタッフとともに一人ひとりに合わせた運動プログラムをご提案しています。平日の受診が難しい方のために日曜・祝日も診療しています。「血圧が気になる」「心臓が心配で運動をためらっている」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
FAQ ― よくあるご質問
Q1. 高血圧の薬を飲んでいます。運動をしても大丈夫ですか?
多くの場合、運動は降圧薬と並行して行うことが推奨されています。ACC の科学声明は、高血圧の方には有酸素運動と筋力トレーニングを含む標準的な運動処方を薬物療法に組み合わせるべきだとしています(Myers et al., 2026)。ただし、安静時の血圧が200/110mmHg を超える場合は運動を控える必要があります。また、β遮断薬など心拍数を抑える薬を服用中の方は、心拍数ではなく「ややきつい」と感じる自覚的な強さを目安にするとよいでしょう。降圧薬の種類によっては運動後にふらつきが出ることもあるため、開始前に主治医にご相談ください。
Q2. 血圧を下げるには、ウォーキングと筋トレのどちらが効果的ですか?
どちらにも降圧効果があり、組み合わせるのが理想的です。270 試験のメタ解析では、有酸素運動で約 4.5mmHg、筋力トレーニングで約 4.6mmHg、両者の組み合わせで約 6.0mmHg収縮期血圧が下がりました。壁を使った空気椅子(ウォールスクワット)などの等尺性運動では約8.2mmHgと最も大きな低下が報告されています(Edwards et al., Br J Sports Med 2023)。ただし、続けられることが何より大切ですので、まずは楽しめる運動から始め、慣れてきたら他の種類を加えていくのがおすすめです。
Q3. 1 日 1 万歩歩かないと意味がないのでしょうか?
いいえ、1 万歩に届かなくても十分に意味があります。約 11 万人のメタ解析では、1 日2,700 歩程度から心血管イベントのリスクが下がり始め、約7,100歩でリスクがほぼ半分になっていました(Stens et al., J Am Coll Cardiol 2023)。ACC の声明も、多くの方にとっては約7,000歩が現実的で効果的な目標だとしています(Myers et al., 2026)。高血圧の方では、1,000 歩増えるごとにリスクが下がり、さらに少し速めに歩くことでも効果が高まることが示されています(Cheng et al., Eur J Prev Cardiol 2026)。今の歩数に1,000〜2,000 歩を上乗せすることから始めましょう。
Q4. 平日は忙しく、週末しか運動できません。それでも効果はありますか?
効果は期待できます。約9万人を対象とした研究では、1週間の運動の大半を週末の1〜2日に行う「週末戦士」型でも、運動を毎日に分散させた方と同程度に、心筋梗塞や心不全、心房細動、脳卒中のリスクが低下していました(Khurshid et al., JAMA 2023)。ただし、座っている時間が長いこと自体が心不全や心血管死のリスクを高めることもわかっており(Ajufo et al., J Am Coll Cardiol 2024)、平日はこまめに立ち上がったり、階段を使ったりして座りすぎを減らす工夫を組み合わせると、より効果的です。
Q5. 心臓病があると言われました。運動を始める前に検査は必要ですか?
ACC の声明では、症状がなく病状が安定している方の多くは、運動前に一律の運動負荷試験を受ける必要はないとされています(Myers et al., 2026)。一方、最近の心筋梗塞、慢性心不全、狭心症の症状がある方、肥大型心筋症などの心筋症や先天性心疾患をおもちの方、高強度の運動を予定している方では、心電図や心臓超音波、運動負荷試験などで安全性を確認したうえで、個別に運動の強さを決めることが推奨されています。心臓リハビリテーションは心血管死を26%減らすことが示されており(Dibben et al., Eur Heart J 2023)、主治医と相談しながら積極的に取り組む価値のある治療です。
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※本コラムは医学的情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を代替するものではありません。気になる症状がある方は医療機関にご相談ください。
記事監修者田場 隆介
医療法人社団 青山会 まんかいメディカルクリニック 理事長
医療法人社団青山会代表。兵庫県三田市生まれ、三田小学校、三田学園中学校・同高等学校卒業。 1997(平成9)年岩手医科大学医学部卒業、町医者。聖路加国際病院、淀川キリスト教病院、日本赤十字社医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院を経て、2009(平成21)年医療法人社団青山会を継承。 2025年問題の主な舞台である地方の小都市で、少子高齢化時代の主役である子どもと高齢者のケアに取り組んでいる。
