インフルエンザワクチン
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。
咳やのどの痛みなど風邪に似た症状に加え、関節痛・筋肉痛、38度以上の高熱など全身症状が急激に現れるのが特徴です。
高齢者や喘息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患、心疾患、糖尿病などの持病がある方は悪化しやすく、肺炎を併発することもあります。乳幼児や小児では、痙攣・中耳炎・まれに急性脳症など重い合併症を起こすことがあります。
そのため予防接種はリスク軽減に有効で、流行期に備え11月中旬までの接種が推奨されています。
また、インフルエンザウイルスは毎年変異するため、毎年更新されるワクチンを継続的に受けることが効果的です。
注射による予防接種
令和7年度 インフルエンザ予防接種
<三田市助成対象>
※小児のワクチン接種スケジュールはWHO方針に準じています。詳細はこちら
※受験前で2回接種希望などは別途ご相談ください。
対象年齢 | 生後6ヶ月以上 |
接種期間 | 令和7年10月1日(水)~令和8年3月31日(火) |
三田市在住65歳以上 | 1,500円(税込) |
1回目 | 3,500円(税込) ※9歳以上は1回の接種で十分免疫獲得可能と判断しております。 |
2回目 (6ヶ月~8歳) | 2,500円(税込) ※当院で2回目のみ接種される方は3,500円(税込) ※9歳未満は2回の接種で十分免疫獲得可能と判断しております。 |
[ 持ち物 ]
- マイナンバーカード、保険証など本人確認書類
- 母子手帳(お子様のみ)
- 予診票(WEB予診)
※事前にWEBから予診票への回答をお願いいたします。(事前にご回答いただくとスムーズにご案内できます!)
[ ご注意事項 ]
- 家族やご兄弟で接種される場合は、お一人様1枠ずつ予約をお取りください。
令和7年度 高齢者インフルエンザ定期予防接種
三田市に住民登録があり、下記1または2いずれかに該当する人
- 接種当日に65歳以上の人
- 接種当日に60歳以上65歳未満であって、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する人(これらの疾患で身体障害者手帳1級をお持ちの人および1級相当の人)
接種期間 | 令和7年10月1日(水)~令和8年1月31日(土) |
接種回数 | 期間中に1回 |
自己負担金 | 1,500円(税込) ※生活保護を受給している人は、接種時に生活保護受給証明書を提出すると接種費用は免除 |
令和7年度三田市高齢者インフルエンザ定期予防接種について詳しくはこちら
[ 持ち物 ]
- 本人確認書類(マイナンバーカードや介護保険被保険者証など氏名・生年月日・住所がわかるもの)
- 身体障害者手帳(対象2に当てはまる人)
- 生活保護受給証明書(生活保護世帯の人)
※三田市在住で高齢者インフルエンザ定期予防接種対象となる方、その他地域にお住まいでインフルエンザ予防接種補助がある方はクリニックで所定問診票をお渡ししております。
点鼻による予防接種「フルミスト」
フルミストは、令和6年に新しく認可された注射しないインフルエンザワクチンです。人工的に弱毒化した生きているウイルスを点鼻してインフルエンザに軽く罹るようにします。普通のインフルエンザウイルスと違い、36~37度では増殖しづらい「低温馴化株」を使用しているため、全身症状はあまり起こりません。通常の「不活化ワクチン」と違い、ウイルスの侵入口である鼻、のどにウイルスと戦う「分泌型IgA抗体」ができるので、インフルエンザの感染そのものを防ぐ効果があります。
流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用があると考えられています。また、従来の注射型のインフルエンザワクチンよりも効果が長く持続します。しかし、必ず感染を予防するものではありません。
※小さいお子様には、あらかじめ「痛くはないけれど、普段はしない点鼻をする」ことをお伝えください。
接種について
対象年齢 | 2歳~18歳 |
接種期間 | 令和7年10月1日(水)~令和8年3月31日(火) |
接種費用・回数 | 1回のみ 6,500円(税込) |
[ 持ち物 ]
- マイナンバーカード、保険証など本人確認書類
- 母子手帳(お子様のみ)
- 予診票(WEB予診)
※事前にWEBから予診票への回答をお願いいたします。(事前にご回答いただくとスムーズにご案内できます!)
フルミストと通常のワクチンとの違い
通常のワクチン | フルミスト | |
---|---|---|
投与方法 | 皮下注射 | 鼻の中に噴霧 |
ワクチンのウイルスの状態 | 不活化ワクチン (死んだウイルス) | ワクチン (病原性の弱い、生きたウイルス) |
接種対象年齢 | 生後6ヶ月以上 | 2~18歳 |
鼻・のどへの感染の予防 | できない | できる |
接種後の鼻咽頭部からのウイルスの検出 | 検出されない | 接種後7日ぐらいまで検出される |
副反応について
注射型ワクチンでは、接種部位の発赤、腫脹、疼痛が10~20%程度に認められます。全身症状として、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などが5~10%程度みられますが、通常2~3日で消失します。フルミストでは、鼻水、鼻づまりが接種後数日間みられることがあります。