病気と健康の話

【メタボ】生活習慣病の「方向性」が定まった日―初の心臓・腎臓・代謝(CKM)症候群ガイドラインと糖尿病予備群の「寛解」―

はじめに ― バラバラだった病気が、一本の線でつながった

健康診断で、「血圧が高め」「血糖が少し高い」「コレステロールが気になる」「腎臓の数値が…」と、いくつもの指摘を別々に受け取った経験はありませんか。これまで私たちは、高血圧・糖尿病・脂質異常症・腎臓病・肥満を、それぞれ独立した「別の病気」として捉えがちでした。しかし 2026 年 6 月 9 日、米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)を中心に、米国糖尿病学会(ADA)・米国腎臓学会(ASN)が合同で、これらを一つの連続した病態として扱う史上初の指針 ―「心臓・腎臓・代謝(CKM)症候群ガイドライン」を発表しました(Circulation, 2026)。ほぼ同じ時期、内分泌学のトップ誌では「糖尿病予備群を“寛解”させることが、がん予防にもつながるかもしれない」という新しい視点も提示されています(Birkenfeld & Heikenwälder, Nat Rev Endocrinol 2026)。本コラムでは、新ガイドラインの各論(ステージ分類・スクリーニング・治療の具体策)を中心に、生活習慣病対策の「方向性」がどう定まりつつあるのかを、わかりやすく解説します。

1. 心臓・腎臓・代謝は「一つの病」だった ― CKM 症候群という新しい地図

CKM とは Cardiovascular(心臓・血管)・Kidney(腎臓)・Metabolic(代謝)の頭文字で、これらが互いに悪影響を及ぼし合う、ひとつながりの病態を指します。肥満や内臓脂肪、血糖の上昇は、血管を傷つけ、腎臓に負担をかけ、心臓病のリスクを高めます。逆に腎臓が弱れば血圧が上がり、心臓も代謝もさらに悪化する ― この「負の連鎖」を一枚の地図として描き直したのが、今回の CKM という概念です。

この考え方は 2023 年に AHA が提唱した枠組み(Ndumele et al., Circulation 2023)を土台としていますが、今回初めて「予防・診断・治療」を具体的に示す臨床ガイドラインへと結実しました。驚くべきことに、米国の成人のおよそ 9 割が、過体重・高血圧・脂質異常・高血糖・腎機能低下のうち少なくとも一つを抱えているとされ、CKM は決して特別な人の病気ではなく、ほとんどの大人に関わるテーマだと位置づけられています(Circulation, 2026)。以下では、このガイドラインが具体的に「何を、どの順で勧めているのか」を各論として見ていきます。

2. CKM の 5 つのステージと数値基準

新ガイドライン最大の特徴は、病態を 0〜4 の「ステージ(段階)」で捉える点です。理想的な出発点はステージ 0 ― 体重・血糖・血圧・脂質・腎機能のすべてが正常で、動脈硬化の所見もない状態です。ここでは健康そのものを保つ「一次予防(primordial prevention)」が目標となります。ステージ 1 は、過体重・肥満や内臓脂肪、あるいは糖尿病予備群といった「脂肪の異常」が現れた段階で、具体的には BMI 25 以上(アジア系では 23 以上)、腹囲が女性 80・男性 90cm 以上(欧米基準では 88・102cm)、または空腹時血糖 100〜125mg/dL か HbA1c 5.7〜6.4%、が目安とされます(Circulation, 2026)。日本人を含むアジア系では、欧米より低い基準で“黄信号”が灯る点に注意が必要です。

ステージ 2 は、代謝の危険因子や腎臓病が加わった段階です。高血圧(上 130/下 80mmHg 以上 または降圧薬使用)、中性脂肪 150mg/dL 以上、メタボリックシンドローム、2 型糖尿病(空腹時血糖 126mg/dL 以上または HbA1c 6.5%以上)、あるいは中等度〜高リスクの慢性腎臓病が、その目安です。ステージ 3 は、症状はないものの動脈硬化が静かに進む「無症候性」の段階(心臓 CT の石灰化スコアが 100 以上、または心臓のバイオマーカー上昇などで判定)、あるいは PREVENT 式で 10 年リスクが 20%以上と予測される段階。そしてステージ 4 が、心筋梗塞・心不全・脳卒中・末梢動脈疾患・心房細動などを発症した段階です(Circulation, 2026)。糖尿病予備群や肥満は出発点のステージ 1 であり、「様子見」ではなく「取り戻す」べき段階なのです。ステージは固定されたものではなく、適切な介入で前の段階へ「巻き戻す」ことも視野に入れられています。

3. PREVENT と生活背景

ガイドラインの各論は、まず「何を測り、誰を早期に拾い上げるか」というスクリーニングから始まります。その中心が、新しいリスク計算式 PREVENT(プリベント)です。従来の計算式が動脈硬化性の病気だけを対象にしていたのに対し、PREVENT はコレステロールや血圧に加え、腎機能(eGFR や尿蛋白)や代謝の状態まで組み込み、心不全も含めた「総合的な心血管リスク」を 10 年後と 30 年後の二つの時間軸で推定します(Khan et al., Circulation 2024)。ガイドラインでは、10 年リスクが 20%以上ならステージ 3 の判定基準の一つとなり、7.5%以上は薬物療法を優先的に検討する目安と位置づけられました。健康なステージ 0 の方でも、血糖と腎機能を少なくとも 5 年ごとに確認することが勧められています(Circulation, 2026)。

検査の具体策も明確です。腎臓は血液の eGFR だけでなく尿のアルブミン(尿蛋白)も併せて測り、肥満は BMI と腹囲の両方で評価します。さらに一部の方では、心不全の前段階、脂肪肝(MASLD)、睡眠時無呼吸(OSA)の評価も推奨されました(Circulation, 2026)。加えて今回強調されたのが、食料を十分に確保できない「食料不安」、住まいの不安定さ、経済的困窮といった生活背景(健康の社会的決定要因)のスクリーニングです。これらは CKM の発症・進行に深く関わるため、検査値だけでなく「暮らし」ごと患者を捉え、必要な支援につなげる視点が明文化されました。病気を数値ではなく「その人の生活全体」として見る ― これが新ガイドラインの底流にある思想です。

4. 生活習慣と連携

各ステージで何をすべきか。ガイドラインが治療の土台に据えたのは、生活習慣の改善です。具体的には、十分な身体活動、心臓にやさしい食事、適正体重の維持、血圧・血糖・コレステロールの管理、禁煙、そして質の良い睡眠 ― AHA が提唱する「ライフ・エッセンシャル 8」として体系化された 8 項目です(Circulation, 2026)。これらはステージ 1 の早期から始め、進行の予防・管理だけでなく、場合によっては段階を「巻き戻す」ことを目標とします。特別な方法ではなく、今日から実践できる現実的な土台です。

もう一つの柱が、診療科の垣根を越えた連携です。従来、血圧は循環器、血糖は糖尿病内科、腎臓は腎臓内科…と別々に診られがちでしたが、CKM の考え方では、これらを一人の患者の連続した病態として一体的に管理します。ガイドラインは、「コーディネーター」を明確に置き、根拠に基づく標準治療を確実に届けることを重視しました(Ndumele et al., Circulation 2026)。当院のように内科・在宅医療を一体で提供し、CT・超音波・運動療法・食餌療法、睡眠時無呼吸の検査まで完結できる体制は、この連携型モデルと相性のよい診療基盤だと考えています。

5. 各論④: 治療の具体策 ― GLP-1・SGLT2・代謝外科という新しい武器

生活習慣の改善を土台としつつ、ガイドラインは薬物・外科治療の各論も具体的に示しました。最も画期的なのは、GLP-1 受容体作動薬(セマグルチドなど)が、肥満や 2 型糖尿病があり心血管リスクの高い方に対し、心血管イベントを減らす目的で初めて正式に推奨されたことです(Circulation, 2026)。糖尿病のない肥満の方でも、セマグルチドが心筋梗塞・脳卒中・心血管死を約 20%減らしたことが、約 1 万 7 千人規模の試験で示されています(SELECT 試験, Lincoff et al., NEJM 2023)。

腎臓を守る効果も注目されます。2 型糖尿病と慢性腎臓病をもつ人では、セマグルチドが腎機能の悪化・心血管死などを約 24%減らしました(FLOW 試験, Perkovic et al., NEJM 2024)。ガイドラインは治療の順序まで具体的に示しており、糖尿病と慢性腎臓病(またはアルブミン尿)を併せもつ方では、RAS 阻害薬(ACE 阻害薬・ARB)と SGLT2 阻害薬を第一選択とし、それでもアルブミン尿が残る場合は非ステロイド型の MRA(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)や GLP-1 薬を追加して、腎臓と心臓をさらに守る、と推奨しました。糖尿病の薬は、合併症(腎臓病・動脈硬化・心不全・肥満・脂肪肝など)に応じて SGLT2 阻害薬と GLP-1 薬を使い分け・併用します。適応があれば肥満外科手術も対象者を選んで活用し、CKM の段階を「進めない・巻き戻す」ことをめざす ― これが治療各論の到達点です(Circulation, 2026)。

6. 「予備群」は通過点ではなく標的になった ― 糖尿病予備群の寛解

ここからは、ガイドラインと並んで生活習慣病対策の方向性を示すもう一つの動き ―「糖尿病予備群の寛解」を見ていきます。予備群(境界型・前糖尿病)は、これまで「糖尿病になる手前の通過点」として、もっぱら発症予防が目標とされてきました。しかし近年、予備群から正常な血糖値へと逆戻りし、その状態を維持する「寛解(かんかい)」を、明確なゴールとして掲げる発想が広がっています(Birkenfeld & Heikenwälder, Nat Rev Endocrinol 2026)。

注目すべきは、この寛解が体重を減らさなくても達成しうる点です。ドイツの研究では、生活習慣の改善でインスリンの効き(感受性)と分泌が改善し、内臓脂肪から皮下脂肪へ脂肪のたまり方が変わることで、体重そのものが大きく変わらなくても糖尿病の発症を防げることが示されました(Sandforth et al., Nat Med 2025)。さらに、予備群から正常血糖へ戻った人は、心血管死亡や心不全による入院のリスクが下がることも報告されています(Vazquez Arreola et al., Lancet Diabetes Endocrinol 2026)。予備群は、もはや「待つ」段階ではなく、「取り戻す」段階なのです。

7. 寛解は「がん」のリスクまで下げるのか ― 代謝とがんの意外な接点

血糖値とがん ― 一見無関係に思えるこの二つには、実は深い接点があります。予備群ではインスリンが効きにくくなり、それを補おうとして血中のインスリンが過剰になります(高インスリン血症)。このインスリンやインスリン様成長因子は、細胞の増殖や生存を促すシグナルを送るため、がんが育ちやすい「土壌」を作る可能性が指摘されています(Birkenfeld & Heikenwälder, Nat Rev Endocrinol 2026)。

韓国の大規模研究(600 万人以上)では、予備群が持続した人は膵臓がんのリスクが高い一方(調整ハザード比 1.28)、正常血糖に戻った人ではリスクの上昇が統計的に認められませんでした(Park et al., Am J Prev Med 2026)。胆のうがんでも同様の傾向が報告されています。もちろん「血糖が高い = がんになる」という単純な話ではなく、観察研究に基づく仮説の段階です。しかし、生活習慣病が世界のがんの相当部分に関わるという推計(Fink et al., Nat Med 2026)もふまえると、予備群の寛解が、糖尿病・心臓・腎臓だけでなくがん予防という思わぬ恩恵までもたらす可能性は、今後の重要なテーマです。

8. 体重だけを追わない ― BMI の限界と「インスリンの効き」を診る

ダイエットというと、つい体重計の数字や BMI(体格指数)ばかりを気にしがちです。しかし BMI は、内臓脂肪の量・肝臓への脂肪の蓄積・筋肉量・インスリンの効きといった、本当に大切な代謝の状態を正確には映し出せません。同じ BMI でも、内臓脂肪が多く炎症が強い人とそうでない人とでは、心臓・腎臓・がんのリスクは大きく異なるのです(Birkenfeld & Heikenwälder, Nat Rev Endocrinol 2026)。

だからこそ、「予備群の寛解(正常血糖への回帰)」という目標が価値を持ちます。体重の増減だけを追うよりも、血糖やインスリンの状態、内臓脂肪の分布まで含めて評価するほうが、より正確で実践的な予防につながると考えられています。当院では、CT・超音波による内臓脂肪や脂肪肝の評価、血液検査によるインスリンや代謝の評価を組み合わせ、「体重」だけにとらわれない多角的な健康管理をめざしています。

9. 今日からできる CKM 対策 ― 生活習慣という最強の処方箋

ガイドラインの各論を貫くのは、生活習慣の改善が何よりの基本だという一点です。前述の「ライフ・エッセンシャル 8」― 定期的な運動、心臓にやさしい食事、適正体重、血圧・血糖・コレステロールの管理、禁煙、質の良い睡眠 ― は、心臓だけでなく腎臓と代謝の健康をまとめて支える、生涯にわたる土台です(Circulation, 2026)。これらは特別なものではなく、今日から始められる現実的な一歩です。

特に運動は、薬に匹敵する効果を持つ「処方箋」です。当院は運動療法の専用施設を備え、理学療法士とともに一人ひとりに合った運動プランを提供しています。さらに、CT・超音波による精密な評価、GLP-1 を含む生活習慣病プログラム、日曜・祝日も含めた診療体制により、早期発見から治療、再発予防までを一貫してサポートします。

おわりに ― 「方向性」が定まった今、最初の一歩を

2026 年は、生活習慣病対策にとって一つの転換点となりました。初の CKM ガイドラインは、心臓・腎臓・代謝をひとつながりの病態として捉え、4 つのステージ分類、PREVENT と生活背景のスクリーニング、生活習慣と連携型チーム医療、そして GLP-1・SGLT2・代謝外科を含む治療まで、各論を体系的に示し、進行を「巻き戻す」ことまで視野に入れました。同時に、糖尿病予備群の寛解という考え方は、予防の目標を「待つ」から「取り戻す」へと変え、その先にがん予防という可能性まで見え始めています。これらが指し示すのは、早く気づき、早く動くことの価値です。健診で気になる数値を指摘された方は、ぜひ一度ご相談ください。

FAQ ― よくあるご質問

Q1. 自分が CKM 症候群のどの「ステージ」かは、どうすればわかりますか?

体重・腹囲・血圧・血糖(HbA1c)・コレステロール・腎機能(血液の eGFR と尿検査)を調べることで、おおよその段階がわかります。すべて正常ならステージ 0、過体重・肥満や予備群が現れるとステージ 1(目安は BMI 25 以上〔アジア系では 23 以上〕、腹囲 女性 80・男性 90cm 以上、HbA1c 5.7〜6.4%など)、高血圧〔130/80 以上〕・脂質異常・糖尿病〔HbA1c 6.5%以上〕や腎臓病が加わるとステージ 2、動脈硬化が静かに進む段階がステージ 3、心臓病などを発症するとステージ 4 です(Circulation, 2026)。新ガイドラインでは、これらに加え PREVENT 式で 10 年・30 年先の心血管リスクを推定することが推奨されています(Khan et al., Circulation 2024)。

Q2. CKM 症候群は、進行してしまったら元には戻らないのですか?

必ずしもそうではありません。今回のガイドラインの大きな特徴は、生活習慣の改善や適切な薬物治療によって、CKM の進行を「予防・管理」するだけでなく、場合によっては前の段階へ「巻き戻す」ことを目標に掲げた点です(Circulation, 2026)。特に早い段階ほど、改善の余地は大きくなります。すでに糖尿病・腎臓病・心臓病がある場合でも、GLP-1 薬や SGLT2 阻害薬が腎機能の悪化や心血管イベントを抑えることが示されています(NEJM 2023, 2024)。あきらめずに、今の段階に応じた対策を始めることが大切です。

Q3. 健診で「血糖が少し高め(予備群)」と言われました。様子見でよいですか?

「様子見」で終わらせるのはもったいない段階です。CKM ガイドラインでは、糖尿病予備群や肥満は連鎖の出発点である「ステージ 1」と明確に位置づけられました(Circulation, 2026)。さらに近年は、予備群から正常血糖へ戻す「寛解」を積極的な目標とする考え方が広がっています(Nat Rev Endocrinol 2026)。予備群は、生活習慣の見直しや必要な検査によって最も改善が見込める“取り戻せる”段階です。「まだ大丈夫」ではなく「今が始めどき」と捉えていただくことをおすすめします。

Q4. GLP-1 薬(やせる注射)や SGLT2 阻害薬は、糖尿病でなくても使えますか?

CKM ガイドラインでは、肥満や 2 型糖尿病があり心血管リスクの高い一部の方に対し、GLP-1 受容体作動薬を心血管イベント予防の目的で推奨しています(Circulation, 2026)。糖尿病のない肥満の方でも心血管イベントが約 20%減ったという大規模試験の結果があります(SELECT 試験, NEJM 2023)。SGLT2 阻害薬や、適応があれば肥満外科手術も選択肢に挙げられました。ただし適応や安全性は一人ひとりで異なり、自己判断での使用は避けるべきです。当院では GLP-1 を含むプログラムで、医師が適応を慎重に判断し、運動・食事とあわせて安全に管理します。

Q5. 体重がなかなか減りません。減量できなければ意味がないのでしょうか?

そんなことはありません。近年の研究では、体重が大きく減らなくても、インスリンの効きが改善し、内臓脂肪から皮下脂肪へ脂肪のたまり方が変わることで、糖尿病の発症を防げることが示されています(Sandforth et al., Nat Med 2025)。BMI や体重計の数字は、内臓脂肪や代謝の状態を完全には反映しません。大切なのは「正常な血糖を取り戻す(寛解)」という目標に向かうことです。

参考文献

  1. Ndumele CE, Rodriguez F, Bhave N, et al. 2026 AHA/ACC/ADA/ASN Guideline for the Prevention, Detection, Evaluation, and Management of Cardiovascular-Kidney-Metabolic Syndrome. Circulation. 2026. https://doi.org/10.1161/CIR.0000000000001453
  2. Birkenfeld AL, Heikenwälder M. Cancer prevention through metabolic remission. Nat Rev Endocrinol. 2026. https://doi.org/10.1038/s41574-026-01268-3
  3. Ndumele CE, Rangaswami J, Chow SL, et al. Cardiovascular-Kidney-Metabolic Health: A Presidential Advisory From the American Heart Association. Circulation. 2023;148(20):1606-1635. https://doi.org/10.1161/CIR.0000000000001184
  4. Khan SS, Matsushita K, Sang Y, et al. Development and Validation of the American Heart Association’s PREVENT Equations. Circulation. 2024;149(6):430-449. https://doi.org/10.1161/CIRCULATIONAHA.123.067626
  5. Lincoff AM, Brown-Frandsen K, Colhoun HM, et al. Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity without Diabetes (SELECT). N Engl J Med. 2023;389(24):2221-2232. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2307563
  6. Perkovic V, Tuttle KR, Rossing P, et al. Effects of Semaglutide on Chronic Kidney Disease in Patients with Type 2 Diabetes (FLOW). N Engl J Med. 2024;391(2):109-121. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2403347
  7. Sandforth A, Sandforth L, Birkenfeld AL, et al. Prevention of type 2 diabetes through prediabetes remission without weight loss. Nat Med. 2025;31:3330-3340.
  8. Vazquez Arreola E, Hanson RL, Bogardus C, et al. Prediabetes remission and cardiovascular morbidity and mortality: post-hoc analyses from the Diabetes Prevention Program Outcome study and the DaQing Diabetes Prevention Outcome study. Lancet Diabetes Endocrinol. 2026;14:137-148.
  9. Park JH, Hong JY, Han K, et al. Prediabetes Remission and the Subsequent Risk of Pancreatic Cancer: A Nationwide Cohort Study. Am J Prev Med. 2026;70:107979.
  10. Fink H, Soerjomataram I, Bray F, et al. Global and regional cancer burden attributable to modifiable risk factors to inform prevention. Nat Med. 2026;32:1306-1315.

※本コラムは医学的情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を代替するものではありません。
気になる症状がある方は医療機関にご相談ください。

記事監修者田場 隆介

医療法人社団 青山会 まんかいメディカルクリニック 理事長

医療法人社団青山会代表。兵庫県三田市生まれ、三田小学校、三田学園中学校・同高等学校卒業。 1997(平成9)年岩手医科大学医学部卒業、町医者。聖路加国際病院、淀川キリスト教病院、日本赤十字社医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院を経て、2009(平成21)年医療法人社団青山会を継承。 2025年問題の主な舞台である地方の小都市で、少子高齢化時代の主役である子どもと高齢者のケアに取り組んでいる。

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