胸部レントゲン二次検診のご案内
健康診断やがん検診などで胸部レントゲン検査の結果が「要精密検査」となった場合は、はっきりとした診断を行うために、より精度の高い胸部CT検査を行います。異常が指摘されたからといって、すぐに病気と断定するわけではありません。
また、再検査が必要な方でも90%以上の方が肺がんではありません。
しかし、肺がんではない場合でも早期の治療が必要な病気もあるので、要再検査の通知が届いた場合は放置をせず早期に受診するようにしてください。CT検査はレントゲン検査と同じくX線を利用して画像化する検査ですが、胸部レントゲン検査が1方向からX線を照射するため臓器の重なりなどで死角ができてしまうのに対して、CT検査ではからだの周りからX線を照射するため、体内の様子を輪切りの断面画像として写し出すことができ、より精密な診断が可能になります。
また、胸部CT検査は国が定めるがん検診には含まれていませんが、肺がんの有無を調べる画像診断法として現時点でもっとも有力な方法とされており、がんの大きさや性質、周囲の臓器への広がりなどを調べることができます。胸部CT検査なら小さな肺がんも発見できる可能性が高まるため、人間ドックのオプションで選択する人も少なくありません。
特に、喫煙歴が長いなど肺がんのリスクが高いと考えられる人では、意味のある検査と考えられます。
当クリニックには呼吸器内科専門医が在籍し、被ばく量を少なく抑えながら撮影する低線量胸部マルチスライスCTを導入しております。また、胸部CTを詳細に読影できる読影専門会社とも連携しており、健診で指摘を受けた場合の二次検診としてもぜひご利用ください。
ご予約は、当院ホームページの生活習慣病外来予約から、ご都合のよい日をご予約ください。当日は、絶食など特別な準備は必要ありません。また、二次検診は医療保険が適用されます。